2014.7.21, 28 新入生29名が「客観的なデータを用いて他人に自分の意見を説得的に
伝える」ための基礎を学びました
社会学科の新入生29名が、「データ分析法実習」(金井雅之担当クラス)にて、統計データから社会学的な「問い」を発見するプレゼンテーションをおこないました。
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「データ分析法実習」は、今年度からのカリキュラム改訂によって新設された、1年生対象の必修科目(夏学期半期)です。社会学科で学ぶすべての学生にとって必要となる「社会の姿を正確に理解するために統計データを読む力」と「客観的なデータを用いて他人に自分の意見を説得的に伝えるための技法」を身につけてもらうことを目指しています。
具体的には、1人1台ずつコンピュータが使える社会学科専用のパソコン室で、国勢調査などの公的統計データの探し方や、統計データを加工し、表やグラフを使って他人にわかりやすく説明する方法などを、実習を交えて学びました。
学期の後半では3名ずつのグループにわかれて授業時間外にグループ学習をおこない、任意の統計データから社会学的に研究する必要のある「問い」を見つける作業をおこないました。その結果を学期末の2週にわたってパワーポイントでプレゼンテーションし、質疑応答もおこないました。
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報告されたテーマは、「なぜ待機児童は減らないのか」「大卒の産業別離職率」「地方での高齢化と就職」など、現代日本社会がかかえる重要な問題に正面から取り組もうとするものが目立ちました。
「客観的なデータを用いて他人に自分の意見を説得的に伝えるための技法」は、実証主義を掲げる専修大学社会学科にとって重要な教育目標であるのみならず、社会に出てからも必ず求められる能力です。少人数のゼミ形式の授業が多く、パソコン室や図書館などの勉学環境もよく整った専修大学社会学科での4年間の学びを通じて、すべての学生がこの能力を身につけてくれることを期待しています。
(以下に、各グループの報告タイトルと、メンバーの名前を、写真とともにご紹介します。)
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「なぜ女性の就職率は上昇しているのか」 川名萌々花?小菅沙耶?野地恵理奈 |
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「なぜ都道府県によって平均寿命は異なるのか」 杉本早紀?長谷川奈々?加納里乃 |
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「なぜ出生数が減少しているのだろうか」 赤堀元紀?河野憲太郎?小峠勇眞 |
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「なぜ東京の合計特殊出生率は低いのか」
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「新規学卒者の初任給額 男女の比較」
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「なぜ大学進学率は上昇しているのか」
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「子供の学習費について」
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「地方での高齢化と就職」 |
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「なぜ待機児童は減らないのか」 |
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「大卒の産業別離職率」 |
(文責:金井雅之)